反応 A B の濃度平衡定数は、
[問題 2(a )] (6) 式の和が等比級数であることから、 次式を導け。
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m 個の振動自由度がある多原子分子では、 (6')
式を個々の振動の振動数 i
について計算して、 掛け合わせたものになる。
[問題 2(b )] HCN と HNC はいづれも4つの振動自由度を持ち、 振動の波数は HCN が 794, 794, 2177, 3286 (cm-1)、 HNC が 484, 484, 2062, 3655 (cm-1) である。 1000 K および 3000 K における、 振動分配関数の比 Qvib (HNC) / Qvib (HCN) を計算せよ。 次式を用いると計算が効率的になる。 |
直線分子は2次元の回転の自由度を持ち、 (5) 式の和を積分に置き換えることで、 次の式で近似できる。
[問題 2(c )] HCN と HNC はいづれも直線分子であり、 その回転定数は、それぞれ 1.534 (HCN)、 1.555 (HNC) [cm-1] である。 回転分配関数の比 Qrot (HNC) / Qrot (HCN) を計算せよ。 HNC のエネルギーは HCN よりも、49.8 kJ mol-1 高い。 1000 K および 3000 K における、HCN と HNC の平衡定数、 KC = [HNC]e / [HCN]e を求めよ。 |